世界一です。ワールドカップ制覇です。
男子で8カ国、女子でも3カ国しか持っていないワールドカップのトロフィを、なでしこジャパンが11カ国目(ドイツは男女で所有)の所有国として勝ち抜きました。
天晴れですっ!
北京オリンピックでメダルを逃した時に「大野と宮間が成長してくれれば」と書きました。
その宮間が日本の二得点に絡む大活躍・・・1アシスト/1ゴール・・・で、今まで勝った事のないアメリカを相手にワールドカップの決勝戦で初勝利。
前半から攻め込まれた。
ボール所持率こそ日本が若干多かったが、シュート数もコーナーキックもアメリカの半分。いかにアメリカに攻め込まれていたかが理解る。
後半、粘りの守りから攻めに転じた瞬間・・・アメリカのカウンターが一閃。日本はアメリカに先制を許す。
点を取るしなかなくなった日本が、ゴール前の混戦で・・・丸山のキープをクリアしようとしたところへ走りこんだ宮間が左足アウトサイドで押し込む。
ゴール!
残り9分で追いつく。
試合は90分で勝負がつかず、延長戦へ。
前半、終了間際に沈黙させられてきたアメリカのエース・ワンバックのボンバーヘッドに火がつく。波状攻撃に対し耐えてきた日本のディフェンダー陣の一瞬の隙をついて上げられたモーガンのハイスピードクロスに振り切られた。
決定的な2点目を献上してしまう。
が、なでしこは諦めない。
後半終了間際。コーナーキックから繰り出された伝家の宝刀。
宮間のゴールへ巻き込んでいくコーナーキックを、それにあわせて走りこんだ日本が誇る世界のエース・沢がニアサイドであわせる。
ゴール!
ワンバックを掠めたボールが、アメリカのゴールに吸い込まれる。
土壇場も土壇場、もぅ後が無いところでふたたび追いつく。が・・・ロスタイム、最大のピンチ。モーガンがフリーになって中央をドリブルで抜ける。
このゲーム、MVPはこれをレッドカードで止めた岩清水じゃなかろうか。
止めなきゃ入れられてた。入れられてれば、そのあとのPK戦にすらならなかった。退場覚悟で・・・結果、退場になってしまったが、あれをペナルティエリアの外で止められた岩清水の文字通り身体を張ったプレイ。
そのフリーキックを凌ぎきって、勝負はPK戦へ。
ここで好対象だったのが日本の海堀とアメリカのソロ、両キーパー。
ゴールラインでドッシリと構えていたのが、小柄な日本の海堀。威嚇するように前へ出たあとでゴールラインにつく大柄なソロ。
その結果は、一人目の結果に結びつく。サイドに飛びながらも左足一本でクリアした海堀に対し、中央付近ながらも逆をつかれて動けなかったソロ。そのソロは、二本目を止めるのが精一杯。
海堀は、一本目を止めた事で調子に乗る。二本目を外して後が無いアメリカの三本目も読みきって連続キープ。アメリカは、四人目のワンバックが決めるも時すでに遅し。
世界一
選手の皆さん、おめでとう&おつかれさまでした。