って、先日カメラマンの集会(お花見)で訊かれたんですけどね~。
深夜アニメの編集(CFカット)
と答えましたが(w
まぁ、それも事実なんですけどね。裏でそれをやりながら、RAW現像・・・習作や以前に撮影してすでにWEBなどで見せているコマを使っての・・・の練習をしている、というのが正解でしょうか。

ん~~、その集会のメインクライアントから言われている(直接はメンバーの代表が言われて、以前の集会で我々に伝えられている)のが、「光をコントロールしてくれるからプロ(我々)を使う」って事らしいんですね。ブッチャけ、「シャッターを押しただけでいいなら、自分でやる」と。
そのレベルの写真でいいという事だから、仕事が少ないのか・・・(w
いぁ、脱線した。
現場でライティングをするのもひとつで、これは目の前でやる作業だから理解りやすいんですけど、それ以上に後処理の方が重要だと私は考えています。

丁稚時代に師匠から「ヒマがあったら暗室に入れ」って言われていた事を、今更ながらに実践してるってトコでしょうか。
道具(カメラとレンズ)が進歩しすぎて、今はもう「シャッターを押して綺麗なだけでいいならサルでもできる」でしょう?カタログの諸元表を見て数字が高いモノを選んで使えば、誰でもそれなりに綺麗にしてくれちゃうのが今の写真じゃないですか。
ところがコレでもって、どうも「自分のハードルは下がって、自分以外(道具への要望)のハードルは上げる」思考になっているように感じるんですよねぇ。いぇ、みながみなとは言いません。え~~、エントリ~ミドルユーザーに多いように感じます。
写真を始めて5年だと、もう立派なミドルユーザーですけど・・・これらの人ってもう、「初めてのカメラはデジタル」って人が多数派じゃないですかねぇ。エントリモデルのエポックメイキングであるCanon Kiss-デジタルが03年9月、ミドルモデルのそれであるNikon D70が04年3月の発売開始ですから、すでにそれぞれ6年半と6年前ですのでね。

道具は進歩してますよ。正直、凄いと思います。
ただね・・・これからカメラを持って写真を撮る人が「画質々々」と騒ぐのは。。。今販売されてる機種は、ビギナーにとって完全にオーバークォリティですよ?と。
手間を省ける(手抜きができる)のと、ソレを知らなくてもできる(いい)のとは、天と地との差があります。
っと。また脱線したな(爆
上の三枚の写真。1枚目が撮って撮りっぱなしでリサイズだけ(縮小した分のアンシャープマスクはかけています)、2枚目が一応のRAW現像をしたもの、3枚目は2枚目の中央部を原寸でトリミングしたもの、です。
さすがに原寸ではノイズが目立ちますね。でも、2枚目のサイズで「ウゼぇ!」って云う程気になる?普通にKG判(ハガキサイズ)に伸ばせるよ、これ。いつもの長辺960Pixで300dpiですから、長辺を15cmに伸ばして約160ppiになります。
で・・・やってみりゃ理解りますけど、KG判程度で300ppiと150ppiのプリントの差なんて判別できません。
もっとも、それを誤魔化す・・・誤魔化すのは見る人間の目であって、写真そのものではない・・・テクニックは必要です。それがダークルームのテクニックのひとつでしょう。
撮影時に理想的にできるなら必要ないです。でも、ムリでしょ?金銭的にもできないし・・・できたとしても「あると判っていれば用意していたものが手元に無い」とか。。。
散歩のスナップでサンニッパは持ち歩かんでしょう。でも、55-200mmのDZK望遠ズームにテレコンなら持ち歩けるわなぁ。それで何とかするの「何とか」の部分がRAW現像にかかってくるんでしょ?
その技術の鍛錬は、しとかなきゃイカンわなぁ。
仕事もデジタルなんで、現場でプレビューは見せますわな。。。クライアントや編集に。で、本番の納品をした時に「うわぁ、こうなるんだ」と言わせたいじゃない?私は結構な確立でコレを言われるんですよねぇ。そんな時は「どうだ、恐れ入ったか(w」な内心なワケです(核爆
もっとも、私よりもっと上の人も多く居ますので・・・その為の練習は、やはり欠かせないですね。それと、同じく重要なのが「他人の写真を観る」という事。観るのは「どう手を入れている?」というトコロ。もちろん、前(セット・どこからどう光を入れているか)も同じくらいの重要度で。
全部一度にはできないやね。で、現像はデジタルならいくらでもやり直せるし、何より「ながら」でもできる。これはフィルムの時には考えられなかったでしょう。薬品を用意して暗室に篭らなきゃいけないんだから。