昨日の夜に少し書きましたけど、男子100Mよりも燃えますね。カリブ海を挟んだアメリカとジャマイカのスピードクイーン対決は、93年のシュツットガルト大会に遡ります。
ゲイル・ディヴァース(アメリカ)とマリーン・オッティ(ジャマイカ)の対決は、同タイム・・・1/1000秒単位の差が勝敗を分けました。100M走って数センチの差。チームを通してオッティは抗議をするも認められず、銀メダルに終わります。
この後、オッティは200Mで鬱憤を晴らし五輪・世界陸上を通して初の金メダルを獲得しますが、100Mハードルと兼業しているディヴァースは居ませんでした。
その再演は3年後のアトランタ五輪。またしてもオッティの前に立ちふさがったのがディヴァース。再び1/1000秒単位での勝負にもつれこむ。私はこれをTVで見ていました・・・夜更かしして。
「今度はオッティでいいじゃないか」
電光掲示板には3着以下の選手の名前が挙がるも、1着と2着の名前が出ません。長い長い判定の結果は、またしでもディヴァースに軍配があがるものでした。
100M走って数センチの攻防。世紀が変わり世代が代わっても、アメリカとジャマイカの勝負は変わりませんでした。
演じたのはローリン・ウィリアムズ(アメリカ)とベロニカ・キャンベル(ジャマイカ)の二人。更には3着(カルメリタ・ジーター)・4着(トーリ・エドワーズ)を含めた計3人のアメリカ代表とキム・ゲルバート(ベルギー)の5人が横一線のゴールは、最初にエドワーズの名前があがるほどの大接戦。速報で11.00と、間を置いて公式の11.01と走破タイムが挙がるが・・・名前が出ません。電光掲示板のデータが消え、長い長い写真判定に入ります。
結果、同タイムの着差ありでキャンベルに軍配があがりました。14年かけて、ようやくジャマイカがアメリカに一矢報いた瞬間です。熱い・・・熱すぎるっ!
で・・・ライバルが次々と引退しているにも関わらず、まだ走っているオッティは、もっと熱いっ!!!