世界186(計算間違えてないよね?)の国と地域が争ったワールドカップも、終盤を迎え残り4ヶ国となりました。
ドイツ・フランス・イタリア・ポルトガル。
サッカーは地元有利と言われますが、4ヶ国全てがヨーロッパとなっています。しかしながら、直前の準々決勝ではドイツvsアルゼンチンとポルトガルvsイングランドがPK戦までもつれこみ、フランスvsブラジルも1:0という接戦であり、その実力は拮抗していたと見てもいいのではないでしょうか。
比較的予想外だったのはフランス。ですが、一次リーグ終盤から復活したジダンが準々決勝では目の覚めるようなフリーキックをアンリに合わせました。逆に、ブラジルは「世界最優秀選手を擁する国は勝ち残れない」のジンクスに打ち勝てませんでした。
開幕前に守備の不安を囁かれた地元ドイツですが、一次リーグ初戦こそ息の合わなかったDF陣が持ち直し、危なげない戦績で勝ち上がってきています。今大会の得点王候補クローゼを筆頭に、得点力は4ヶ国中ナンバーワンでしょう。
カテナチオからの脱却を図ったイタリアですが、どうもそれは今のところ失敗のようです。が、閂は健在だったと。守備力は世界一ですね。そして、トッティの復帰。何とかギリギリ間に合った王様が千両役者になれば、82年以来の優勝も夢ではないでしょう。
そしてポルトガル。4ヶ国の中で唯一優勝経験の無い国ですが、時代の寵児が現われました。クリスティアーノ・ロナウド。次世代を担うエースはポルトガルに居ました。ベテランのフィーゴやパウレタ、中堅のマニシェやデコなど、層の厚さも他の3カ国に引けは取りません。初優勝もありえるでしょう。
準決勝の組み合わせはドイツvsイタリアとポルトガルvsフランス。予想?そんなもんつきません。勝った方が強くて何処が勝ってもおかしくないんです。
わたし的にはポルトガルに初優勝の期待をかけたいなぁ。