MIXIでも日記に取り上げてる人が多いし、新聞の見解も私はおかしいと思うところなんですが・・・
前ログでも書きましたが、問題は「集団登校の列に突っ込んだ」トコではなく、「突っ込んだトコがスクールゾーンだった」トコだと思うのですよ。集団登校の是非の前に、ソコが集団登校を前提としたスクールゾーンだった、というトコからの論議でないとオカシイでしょ。
そんなトコを無免許で暴走・居眠り運転なんて、事故(意図していないアクシデント)の扱いなんてできないっしょ、って事。
ゆえに、読売のこの記事
居眠り・脇見…登下校中の子供、被害相次ぐ
の持っていき方はオカシイ。
鹿沼の事故に関して、前回の祇園の事故に関連付けるなら理解るが、今回のこれとは意味合いが違う。他の事故もそう。今回の事故に関連付けるなら、「スクールゾーンを守らないドライバーのマナーの悪さ」が、事故の間接的(&根本的)原因でしょう。
児童の通学時間帯にスクールゾーンを設けてクルマの通行を遮断・規制する。「(今回のような事故がおきる可能性が高く)危険だから」規制してるんでしょ。
それをドライバーの都合・・・渋滞するとか回り道だからとか・・・で進入してくるから、「ほれ見たことか」な事故になっただけじゃないか。当たり前だろ?
事故るから、子供が学校に行くまでの間のわずかな時間だけ、通るのを避けてください。これだけが、スクールゾーンの理由じゃないか。交通の危険を排除するのが目的の規制なんだ。そこで集団登校をさせるのは、当たり前っしょ。
スクールバスで送り迎えとかMIXIで書いてる人も居るけど、地方なら別だけど日本の都市部じゃ逆に実用的じゃないな。
隣の家までクルマで5分、とかいう田舎なら別よ。それならアメリカ方式も理解る。私の通っていた高校はオレゴンの高校と姉妹校提携していて年間交換留学の制度もあった。その制度で1年向こうに行っていた人と帰国後に同クラスになって話を聞いた時にそんな話もしていた。マジで隣家までクルマで5分だから高校生でも車の免許がないと外出できない、って事で、通学にクルマの使用を認めない以上はスクールバスが必須だと。
日本でも村・集落レベルの田舎で学校は隣村まで行かなきゃ無い、ってトコならスクールバスも有効だろうが、地方都市とはいえ都市部でスクールバスは逆にナンセンスだろう。
ならば、スクールゾーンで短時間(スクールゾーンなんて、せいぜい30分~1時間までは無いだろ?)車両規制をして集団登校させた方が、安全性は高い。
記事や一部の日記は、論点がズレてるように思う。
今回の事故で論じる点は、無免許や居眠りの前に「スクールゾーンで暴走」したのが原因でしょう。クルマを人間が動かす・・・人間の肉体的限界をはるかに超える道具を使う・・・以上、「事故は起きるもの」という前提で考えるのが安全の確保。そのひとつの方法が「スクールゾーン」というシステム。
スクールゾーンの規制を守らなきゃこうなる、の見本だろ、今回の事故は。各地で守らないドライバーが特集されてるけど、今回の事故で規制をもっと厳しくされるのは覚悟しとけ、ドライバー。
自業自得だ。