元少年の死刑に反対=国民新・亀井氏
いゃ。政治家が「死刑という法律を廃止する」と叫ぶのは構わんのよ。というか、それは仕事でしょう。
けど、現行法で正式に裁判所が確定させた処罰に対して、政治家として異を唱えるのは民主主義と三権分立に喧嘩を売ってるに他ならないよね。
政治家が判決に異を唱えちゃイカンでしょ。判決を下すための法整備をするのが政治家のお仕事。世紀の悪法であろうが、国家が定めた法に従ってそれを逸脱した国民に法の定める処罰を決定させるのが司法たる裁判所。
裁判所の判決に従い、それが死刑の執行書であってもハンを押さないといけないのが、内閣の閣僚である法務大臣の「お仕事」。
ゆえに、裁判所が決定した判決に異を唱えるのは、政治家も大臣も「お仕事の範疇ではない」という事。政治家が異を唱え、大臣がハンを押さないという事は、三権分立の崩壊に他ならない。
私は、条件付で死刑に反対・・・つまり、「条件がクリアできないなら死刑もやむなし」の立場です。
その条件とは
・終身刑、もしくは上限のない禁固および懲役の加算・乗算を刑罰とする
です。
情状酌量による刑罰の減刑や、恩赦による刑期の短縮はあっても構わないですが、死刑を廃止するならば寿命より長い禁固・懲役になって然るべきならそうする刑を新たに設定すべきでしょう。
乗算したら刑期256年、情状酌量により1割減で231年、皇太子殿下ご夫妻に男子出生で10年の恩赦で221年に減刑・・・でもいいのよ。そういう風にすべきで、できないなら死刑を最高刑にするのもやむなしだと思う。
正直、被害者遺族の感情として死刑というのは、ひとつのモチベーションになると思うのよね。特に今回の光市の事件。遺族の旦那さん(元、か)は、すでに再婚されて第二の人生を踏み出してます。
が、それとこれとは別でしょう。人生が狂った事は間違いない。加害者を五寸刻みの八つ裂きにしても足りないでしょう。加害者と社会に対し、常に理性的に対応した本村さんは立派だと思う。
それに対して、この事件・裁判に乗じて死刑廃止論を振りかざす人が、なんと破廉恥に見えることか。こういう被害者遺族と、その時に見る死刑廃止論者を見比べると、「死刑って、あるままでいいんじゃなイカ!?」と思う。