これぞワールドカップ、これがワールドクラス。
決勝に出られない鬱憤を存分に晴らした好ゲームでした。90分で終わっちゃうのがもったいないくらい。スーパープレイの連続、これぞお手本。敗れたウルグアイも天晴れっ!ムネ張っていいゾ!!!
先制したのはドイツ。シュバインシュタイガーのミドルシュートをGKが防いだところに詰めていたミュラーが押し込む。これで勢いに乗るドイツ・・・のハズだったんだけど。
その10分後、攻めあがりかけたドイツの司令塔シュバインシュタイガーからボールを奪ったペレス。この時センターサークルの中。そこからパス2本でカバニのゴールへ結びつける。いっつ、ふぁんたすてっく!
1-1のまま前半終了も、ややウルグアイが押し気味。
後半も開始から前半ラストの勢いのままウルグアイペース。右からのクロスにジャンピングボレーシュートで反応したフォルランが、得点王争いに並ぶ5点目の得点で勝ち越し。ナゼあれに反応できる。ナゼあれがちゃんと足にヒットする。ナゼあれがコールマウスに向かう。
これでもう「点を取る」しかなくなったドイツが猛攻撃。点を取られた直後に右からのクロスをファーサードで受けたヤンセンのボンバーヘッドで同点に追いつく。
こうなるともう、両チーム共にガチンコ勝負。先にチャンスを多く作ったのはウルグアイ。決定的なチャンスを何度か作るも、ドイツディフェンス陣が凌ぎきる。後半も半ばを過ぎて攻勢に転じたドイツも、ウルグアイは必死のディフェンス。凌いで凌いで延長戦が視野に見えてきた残り5~6分。ドイツのコーナーキックからゴール前の混戦に飛び込んできたファーサイドのケディラが頭で合わせたボールは、ウルグアイのゴールラインを割って決勝点に。
それでも諦めないウルグアイは、ロスタイムも終了間際にゴール前正面でフリーキックをもぎ取る。蹴るのはフォルラン。決まれば得点王争いのトップ立ちこのゲームも延長戦になるところだったのだが・・・惜しくもクロスバーに当たり弾き返される。ここでゲームセットの長いホイッスル。
3位決定戦でこれだけのゲームが観られたなら、決勝戦はどうなる事やら。
共に悲願の「W杯 初優勝」を賭けて戦うオランダとスペイン。8カ国目のW杯優勝国を目指す両国の戦いは、初っ端からフルスロットルで行ってほしいなぁ。