ヤベ・・・これ、決勝戦で観たかったカモ。
グループリーグで日本と戦ったオランダですが、この時はロッペンを欠いていたのもあってギアが1段低かったようです。決勝Tの2戦目ともなると、各国120%全開モードでガッツリとブチ当たってます。
いぁ・・・このレベルでやるには、日本はまた少々力が足りないかなぁ。。。
先にゲームを支配したのはブラジル。
中盤でボールを奪い合っていた前半10分、センターサークルの中からオランダの隙を突いたスルーパス1本でロビーニョがゴールを決める。オランダは、噛みあわないディフェンスラインと執拗にマークされる攻撃陣によってブラジルに攻め込まれ我慢が続く。
先に立ち直ったのはディフェンスの方。ブラジルに攻め込まれながらも、決定機を許さずに徐々に機能しはじめて前半を1-0で終える。
後半。ブラジルに執拗にマークされていたスナイデルが右サイドからアーリークロス気味のロングボールを入れる。このクロスをクリアしようとしたメロとGKが交錯して、メロに当たったボールはブラジルゴールへ・・・痛恨のオウンゴールでブラジルが同点とさせてしまう。
これでようやく、、、ホントにようやくエンジンがかかったオランダがボールを支配しはじめる。逆に、同点にされて浮き足立ってしまったブラジル。イケイケになったオランダの攻撃陣がようやくかみ合い、CKの流れからスナイデルがブラジルのゴールをこじ開け追加点を奪う。
逆転を許してしまったブラジルに苛立ちが見え始め・・・ヤッてしまった。オウンゴールを献上してしまったメロが、機能しはじめたロッペンが倒れたところを踏みつけてしまう。
このゲームで主審を務めていた日本の西村審判は、これを見逃さなかった。1発レッドでブラジルは10人のプレイを強いられる。
磐田でプレイしたドゥンガが日本風のアレンジを加え「らしくないけど最強」の謳い文句だったブラジルだったが、これでズタズタになったのは南米気質か。。。それでもオランダに得点を許さないのは流石。ただ、余裕が無くなったのも事実で、個人技に頼るようになる。逆に、余裕が生まれたのはオランダ。
ゲームは2-1のまま終了し、オランダが3大会ぶりの4強にコマを進めた。
いゃ~ぁ、激しかったですね~。前回大会でも決勝Tで荒くれたゲームをポルトガルとやったオランダですから、こういうゲームをやる事は理解ってました。今大会で日本と戦った時はグループリーグで、やはり「次を考えて」いた部分もあったのでしょう。このオランダと戦って0-1で済むとは思えません。
決勝のカードで観たかったなぁ、これ。