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by おキヌちゃん
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浅田vsキム 女子フィギュアSP
5点近くの差がついた訳ですが。。。

元々、SPは浅田の方が不利な(というか、得点が稼げない)ワケで。
一番の差がついたコンビネーションジャンプ。確かにSPで史上初の3アクセルを絡めてそれを成功させたんですが、キムの3回転+3回転に比べて「半回転少ない」のも事実。基礎点も、3アクセル+2トゥループより3ルッツ+3トゥループの方が高い。
さらに、加点の差。どうしても浅田の3アクセル+2回転では、後ろの2回転の高さが最初の3アクセルに比べて低くなる。まぁ、同じ高さで跳べるなら、3アクセル+3回転が跳べちゃうだろうけど。
キムの3+3は、ふたつ目のトゥループも高さがあったし、つなぎの部分も巧く膝を使って時間をかけているにも関わらずそれを感じさせず滑らかに跳んでいたように見えた。

それと表現力の差。
浅田に関しては、「そろそろ無邪気さから卒業してもいいんじゃないかな?」と私は思うのです。浅田のスケートを観るたびに、マンガ「銀のロマンティック・・・わはは」(作/川原泉・1986年)を思い出してしまうのです。
大技、やってるよ。一生懸命、やってるよ。で、その先・・・、と。コメントを聞いていても、ね。これは実は、安藤にもまだ言える。この面で一番大人なコメントをしてるのは、実は日本の3選手の中では鈴木だけで、彼女は常に「観ている人が楽しんでくれるように」という発言をしている。3人目って事で気楽なのも関係してるのかもしれないけど、コメントを聞く中では一番好感が持てます。
それ(浅田・安藤)に比べると、キムの方は「ギャラリーにどう映るか」を考えてるように思うのです。で、その差をジャッジが感じとっているのではないかな?と。同じ歳の二人ですが、「大きくなったジュニア」の浅田の演技と、「レディ」のキムの演技の差って感じ。
そういう意味では、今日の演技で「憑いていた」のは3位につけたロシェットだと思う。直前に亡くなられたお母さんが、文字通り「憑いてた」んだろう、と。表現力の点が浅田を超えなかったのが不思議なくらい。キムとの4.72よりも、ロシェットとの2.42の方がヤバかったんじゃないかなぁ。

さて、フリーですが。。。
まぁ、よっぽどの事がなければ70点超えをした3人でしょうねぇ。安藤が、コンビネーションでダウングレードを取られて・・・3点以上損したのかな?・・・64点台に留まっちゃったので。3位のロシェットも、キム&浅田に比べて技の難易度が一枚(半枚?)落ちるので・・・演技でまた「憑かれる」と上位二人にはやっかいでしょうけどねぇ。
浅田は3アクセルを2回決める・・・特に、2回目を後半に持ってこれるかどうかがカギでしょうか。逆転は十分可能ですし、歴代最高得点も狙えるでしょう。女子で3アクセルってのはそれだけの武器だと思います。

おっ!と思ったのは、米国籍の方で全米選手権2位を取って出てきた長洲。数ヶ月の誕生日の遅れでトリノに出られなかったキム&浅田と対照的に、16歳で五輪デビューしてこの成績は立派。伊達に全米2位ではないな、と思いました。ソチでは完全に二人のライバルでしょう。ってか・・・日本国籍(長洲は日米の二重国籍)でエントリーしたら、浅田は完全にライバルになりますなぁ。
その全米選手権のチャンピオン・フラットもさすが。あとは、鈴木のウェストサイドが楽しみ。
by okinuchan | 2010-02-24 23:25
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