シャレになってないです。4コーナーで後ろから3頭目、直線入り口で2着に入ったレッドディザイアと3着に入ったジュルミナルに進路を塞がれて大外の更に外を廻されて・・・それでもレッドディザイアを1/2馬身差しきって優勝?
1着 ブエナビスタ 1.34.0
2着 レッドディザイア 1/2
3着 ジュルミナル 1.1/2
4着 ワンカラット 3/4
5着 ルージュバンブー ハナ
ブエナビスタは始終後方を追走して、3~4コーナーは大外を廻って直線では上の状況。100Mくらい余分に走ってるでしょ、これ。シンザンの有馬記念・・・あの「スタンドから一瞬消えた」レース・・・を彷彿させました。それと同じ事を四位騎手と福永騎手がやったにも関わらず、それでも1/2馬身。
ヴィーヴァヴォドカが逃げるところにコウエイハートが絡んで、前半46.9-後半47.1というイーブンペースに。本来なら前が残っておかしくない展開で、1着馬が後方3番手で2・3着馬はその直前。4・5着馬はその前の場群に居たのですから、上位の馬は抜けた存在って事でしょうね。
これでブエナビスタは5戦4勝でG1 2勝。距離が800M伸びても問題ないでしょうから、オークスも硬いですね。負けた新馬戦は、来週の皐月賞で人気になるであろうアンライバルド(1着)とリーチザクラウン(2着)で3着入線。単勝1.2倍の一本被りでこの勝利ですからねぇ。
2着のレッドディザイアは大健闘。まだこれが3戦目ですから、この負けはまだ納得でしょう。血統的にもサドラー×カーリアン×マンハッタンカフェですから、800Mの距離延長は逆に歓迎でしょう。母にあるノーザンダンサー3×3が吉と出れば逆転あるかも?
それにしてもブエナビスタは強いですねぇ。おめでとうございます。
で、祝辞のあとに訃報です。
サクラ軍団の調教師としておなじみだった境勝太郎元調教師がお亡くなりになられました。謹んでお悔やみを申し上げます。
サクラチヨノオーのダービーをはじめ、サクラローレルの天皇賞・サクラバクシンオーのスプリンターズS他、G1レースを湧かせた名伯楽でした。数々の名馬を育てた境師ですが、一番印象が強いのはバクシンオーvsフーちゃんのスワンステークスですねぇ。何せ、当時の短距離部門でユメの対決でしたから。
お疲れ様でした。ゆっくりお安みになってください。