以前紹介しましたが、私がメインに使っている三脚
manfrotto #055CB
です。三脚の背後に写っている物置きが高さ180cmで、約10cmのゲタを履かせています。#055のカタログスペックが雲台受けまで176cm、雲台が#141RCでこれの高さが10cmですから、カメラ脱着面まで186cmという事になります。
これだけの高さが出せると大抵の撮影はこなせますが、今のカーボン製に比べると少々重いんですねぇ^^;ゞ
もう15年くらい使っていますが、ガタはきていません。流石に定評のある三脚だと思います。型番を変えずに何度かモデルチェンジしていますが、私はこのタイプの方が現行品より使いやすいと思います。まぁ、三脚の操作は慣れなので「これに慣れちゃった」と言えるのですが(w
まず違うのが、スタンダードな丸パイプでレバーの向きが脚と並行に捻るところでしょう。現行モデルは脚に巻きつく方向でのロックとなっています。これはまぁ、昔から「出っ張っていて引っかかる」と言われていた部分ですので・・・
ただ、慣れるとこの方式って伸縮の時間がかからないんですよ。GITZOの小型三脚を併用していますが、これのネジ式ロックより私は#055のレバーの方がやりやすいです。
三脚ベースは、直線基調のアルミ鋳造製。数年前に、一度裏側の脚部固定フランジを割った事があります。ですが、さすがにManfrotto。部品だけ取り寄せて自分で交換ができました。
そして、一番の違いがセンターポールです。現行品は六角形の角パイプですが、私の使用しているモデルは丸パイプです。購入した時はツインシャンク(2段伸縮)だったのですが、2段目の締め付けが甘かったので
マイナーチェンジ後のボルト分割式に変えました。
レンチは持って歩かないといけませんが、ローアングル用のセンターポールに交換しなければいけない現行品よりも使い勝手はいいと思います。スタジオ用品(スーパーブームなど)はいまだにこの伸縮方式だと思うのですが、(スタジオ用品に)なれない人には面倒くさいのでしょうね。
三脚とは裏腹に、型番も無くなってしまったのが雲台の#141RCです。まぁ、自信を持って他人に奨められるほど良くできた雲台ではなかったのは確かですが。
他人に「雲台は何がいいかな?」と相談されたら、Quicksetのハスキー3D雲台を奨めますね。これも古くからありモデルチェンジしてない製品ですが、モデルチェンジしないという事は「弄るところが無い」という事で。クィックリリースじゃないことを除けば、非常に良くできた雲台だと思います。ただ、受けの部分が少々小ぶりで、微妙にかっこ悪い事は確かなのですが(w
もしハスキー三脚を選ぶなら、雲台一体型にする事を強く奨めます。この三脚受けの小ささがネックになって、雲台分割タイプのハスキー(を含むQuickset製の三脚)は微妙に強度が落ちるのです。
カメラが替わっても使いまわせる機材ですから、できればいいものを買った方が結果的には安いのですけれど。御三家と言われるGITZO(仏)・Manfrotto(伊)・Quickset(米)。国産だとSLIKのProシリーズ(中型以上・現行だと500・マスターⅢより上)などは一生モノの三脚になるはずです。