21-22年のクサール、36-37年のコリーダ、50-51年のタンティエム、55-56年のリボー、77-78年のアレジッド。このうち、Kジョージ創設(1951年)以降の3頭でKジョージを連覇の間に勝った馬はリボーだけです。
ハリケーンランはこの偉業挑戦する事になります。
凱旋門賞は圧倒的にフランス馬の勝率が高いのも事実です。過去84回でフランス以外の調教馬で優勝したのは
英国8頭、アイルランド2頭(アレジッドが連覇したので優勝は3回)、イタリア2頭(リボーが連覇したので優勝は3回)、ドイツ1頭
の13頭15回だけです。ディープインパクトはフランス以外の優勝国として5番目の国、そして14頭目の優勝馬を目指すわけです。
フランス調教馬以外の13頭で、海外競馬初出走だったのは
55年リボー(イタリア)、86年ダンシングブレーブ(イギリス)、01年サキー(イギリス)
の3頭のみ。このうち、サキーだけが古馬になってからの挑戦でした。
ディープにしてもハリケーンランにしても、勝てばダンシングブレーブ級って事ですね。では、歴史的名馬として、そのダンシングブレーブとかブリガディアジェラードやミルリーフ、リボーなどと一緒に名前を並べてもおかしくないか、と言われると・・・今回の凱旋門賞が「史上稀に見る少頭数」なのが引っかかりますよねぇ。