順序が逆になりましたが、読了したのはこちらが先です。
ストーリー的には、2年時編から3年時編へのインターミッションでしょうか。第16巻で司波兄妹が四葉の次期中枢である事が公表され、第17~19巻での師族会議へのテロを発端にした事件から反魔法師運動の黒幕に至り一応の解決をしたあとの、春休み。とはいえ、当然?事件が起きるワケですが。
春休み編という事で、私のお気に入りである七草真由美さまは出てきません(w
活躍?したのは、司波兄妹の一学年上の先輩7人。前衛の戦闘力として、服部元生徒会副会長前部活連会頭と桐原・沢木の両名。それに、男性ではストーリー的なキーパーソンとして五十里。
女性陣は、前生徒会長の中条あーちゃん(w に五十里の婚約者で前風紀委員長の千代田花音、桐原の彼女である壬生さやか。
それとは別口で旅行の行き先が一緒になったのが、深雪のクラスメートであるほのかと雫の二人。こちらも、エリカ・レオ・美月・幹比古は同行せずで、出番は春休みに入るまでの少しだけ。
で、まぁ。先輩方の戦闘力が高い事は、今までも随所に描かれてはいましたが・・・ジョーカーだったのがあーちゃん!(w 表紙も飾ってますし!(爆
一番美味しいところを持っていきました。どちらかというと(というか、かなり?)可愛いマスコット的な描かれ方をされていたあーちゃんですが、服部先輩を差し置いて生徒会長(引いては受験時の主席合格者)である魔法力の強さが、今回は描かれました。
以前、横浜動乱編だったかで深雪や達也にやった「浴びた返り血を汗を拭くがごとくに拭い去る」という水分と成分を分離させて服の汚れを落とすという魔法を、あーちゃんは戦闘で海水まみれになった男性陣3人に対して同時に行う、という・・・ある意味で深雪並み(=十師族の党首に準ずる)の魔法力を見せてくれました(w
それに精神感応系の固有魔法・・・ホントに「実は深雪並み」なスペックですねぇ。
次巻からが本格的な三年次編で・・・トータル30巻くらいになるのかな?いよいよ、四葉の本丸と司波兄妹(というか達也)の対決になっていくんでしょう。十師族の後輩も入学してくるようですし、ますます目が離せません。