ベストはやっぱりコレかなぁ。
劇場版 モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-
イッツ、エンターテイメント!ってなもんですよ。
TVシリーズから原作からそうでしたが、まさしくスペオペ、まさしく冒険活劇、まさしく娯楽。
原作がどちらかというと白鳳女学院ヨット部が舞台、TVシリーズは海賊船弁天丸が舞台、でしたが劇場版はその融合で、弁天丸もオデットII世も大活躍。キーパーソンがグリュンヒルデなのはTVシリーズ寄りですが、そこは「モーレツ宇宙海賊」であってミニスカ宇宙海賊じゃないってトコですね。
クライマックスのココ
託されたものへ向き合う。そこから先は、君の決断、君の未来
自分で決めた事が、自分にとっての・・・決断は自分の選んだベスト!バックに流れるみかこしのSail away・・・Angelaさんって、ホントよく作品を理解した上で詩や楽曲を描いているよねぇ。もぅ、背筋が震えますよ。
このエピソードでキーパーソンの一人になっているのがグリュンヒルデ。原作にも出てきてアチコチで活躍するグリューエルじゃなく、グリュンヒルデ。
この劇場版で主人公になっている少年・無限彼方は、冒険の果てに亡くなった父から送られてきた手紙で謎の集団から追われるようになり、そこへ顔も知らない父から受け継いだ海賊船 弁天丸の船長を務める加藤茉莉香が手助けする・・・そう。「助ける」んじゃなく「手助けする」のね。最初に追手から彼方少年を確保した時、彼方少年の「助けてくれるんでしょ?」という言葉に茉莉香はお茶を濁してるんですよねぇ。この辺の演出、佐藤監督は巧いよねぇ。
で、そこで逃げ込んだ先が(ある意味、モーパイ世界のワイルドカード)セレニティ王家の海明星邸。
王位継承者として純血のデザインベイビーとしての出生を受け入れているグリューエルと受け入れ切れていないグリュンヒルデを、ここで描いているんですね。
ココから先は・・・まぁ、観てみてくださいな(w
それと並行して・・・いゃ、図書館の貸し出し順が廻ってきたのが夏過ぎでしたからリアル時間軸ではあとになりますが・・・原作 ミニスカ宇宙海賊 の最新シリーズを読破しました。
こちらは、未確認艇を追いかけてタイムスリップしたオデットII世が、独立戦争の解決に一役買うという白鴎女学院を中心とした冒険活劇。
こちらはこちらで「まさしく笹本流」のエンターテイメントです。一読あれ。
このシリーズで・・・アニメも原作も・・・私の一番のお気に入りは、弁天丸の(電子戦の)座敷童こと「クーリエ」なんです。アニメで演じてるほっちゃん、コレが一番ハマってると思います。ほっちゃんのこういう演技と声が好きです。