マシンポテンシャルが劣っていても、
そんなのカンケーねぇっ!
テクニカルな鈴鹿のコースで、その中でも一番速度が落ちる西コースのヘアピンカーブ。ブレーキングを限界まで遅らせ、ドライビングテクニックの頂点を誇るF-1パイロットがほんの僅かに見せた隙間に車体を捻じ込んでいく。
オーバーテイク
こんなトコロで!?ジ・アンタッチャブル・・・。全盛時の中島シニアでもムリだろ、アレは。。。
小林可夢偉、24歳・・・・・・まだ、24歳
表彰台のセンターでシャンパンファイトが狙える若さが、まだ彼にはある。
メインスタンド前、スリップストリームにすら入れずに離されていくゼッケン23番が、1stコーナーに飛び込むと水を得た魚のように躍動する。
そうだった。全盛時の中島シニアがそうだった。
立体交差を跨ぎ、東のホームコースと西コースで周回方向が変わる世界でも稀にみるテクニカルな鈴鹿サーキット。パワーの差をテクニックで補い、先行するファクトリーマシンを追い詰めるプライベーター。
判官贔屓な日本人向けのドラマぢゃないか。しかも、パイロットは日本生まれの若獅子・カムイ。
これで煮えなきゃウソだろぅ(w
フォーミュラ・ワンの世界を日本に開いたのは富士スピードウェイ(旧コース)だけど、やっぱりF-1は鈴鹿じゃなきゃ。西の総本山にはドラマが詰まってる。
辞めるなよ、日本GP。